採用情報
私は現在、設備設計という業務を担当しており、消火設備の受注後に施工管理の担当が使用する図面の作成を行っています。設計グループとして社内の営業や施工管理の担当と関わることが多く、それらの部署が持ち帰ってくるお客様からの質問や依頼に対して資料を作成します。場合によっては営業担当と一緒にお客様のもとへ伺い、設計者としての目線でお客様の疑問点を解消する打ち合わせに参加したりもします。
当社は消防法の範囲内で設置義務のある消火設備を取り扱っていますが、消防法の範囲外でも取り扱うことは可能です。その場合、人体に安全で、かつ消火性能も確保されている設備だという証明が必要になるため、その申請業務も行っています。
そのため消防法やガス系消火設備に関する知識はもちろん、危険物や避難経路に関する知識や高圧ガス保安法の知識も必要で、学ぶべきことはたくさんありますが、吸収した知識がプロとしての自信にも繋がっています。
現在設計を担当していますが、入社3年目は施工グループの一員として現場に出て仕事をしていました。実際に自分の手で消火設備を設置することで、それまで自分の描いていた図面に足りなかった部分をいくつも発見することができました。
再び設計を担当するようになってからは、施工管理の担当が図面を見て、そのまま施工図として使えるようなレベルの製図を心掛けるように。デスクの上でいくら理想的な図面を描けたとしても、それが実際に現場で使える図面かどうかはわかりません。施工するうえで現実的でない図面になってしまう恐れもあります。当時の現場での経験が設計にも活きているのを日々実感しています。
「どんな部署も現場を知らなければいけない」。これが当社が大切にしている考え方です。製品開発から設計、施工、営業、メンテナンスまで自社で一貫して手がける当社では様々な業務を経験することができますし、その分スキルアップの機会が豊富にあるのが当社の魅力です。
防災について興味を持つようになったきっかけは高校を卒業した年に発生した東日本大震災。自宅で一人、緊急地震速報のアラームを聞き、災害の怖さを実感しました。そこから阪神淡路大震災についても調べることに。建物が崩れ火災が発生する様子を映像で見て、防災に加えて建築についても興味を持つようになりました。就職活動も防災の分野に絞っており、コーアツの人命も財産も守るガス系消火設備に特に興味を引かれ、入社を決めました。
消火設備のメーカーの中でも独自の技術を持っているガス系消火設備のリーディングカンパニーである当社。90年以上の歴史と実績があり、多くのお客様に知っていただいています。「コーアツの設計担当」として信頼していただけることも多いですが、今後は「設計担当の大久保」として、社内外から頼られる設計者になることが目標です。そのために消防法の知識や設備に関する専門的な知識をさらに深め、どんな要望にも応えていけるようレベルアップしていきたいです。
入社 研修開始
大学の専攻は経済学科。消火設備や設計に関する基礎的な知識は、この研修期間にしっかりと身に付けることができました。その年に入社した同期たちと切磋琢磨しながら学んでいきます。
設計グループ 見積設計チーム配属
半年間の研修を終え、初の配属。お客様から受注する前の段階で、お客様のご要望を踏まえて見積と設計を行います。自分の描いた図面で初めて受注が決まった時は、本当に嬉しかったですね。
施工グループ 施工第1チーム異動
約1年半の設計業務を経て、施工グループへ。実際に設備が取り付けられる現場を経験することで、設計に取り組むうえでの改善点がいくつも見つかりました。現場を知ることの大切さを実感しました。
設計グループ 見積設計チーム異動
この年、再び見積設計チームへ。2年間の施工グループでの経験を活かし、より現場のことを考えた図面を作成できるようになりました。複数の部署を経験しスキルアップできる、それが当社の特長の一つです。
設計グループ 設備設計チーム異動
見積設計では受注前の設計を行いますが、設備設計チームでは、受注後に使用される図面を描きます。電気回路の設計やガスボンベに合わせた周辺設備の設計など、緻密な図面を日々製図しています。