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ニュースリリース

2020年01月06日

製品

【世界初*】液体消火剤の放射音抑制機能付き噴射ヘッドを開発~ データセンター大規模障害のリスク低減 ~

口径40Aサイズ及び壁側取付タイプでは世界初の製品となるFK-5-1-12消火剤に対応した静音形噴射ヘッドを2020年1月に販売開始します。ガス式消火設備の消火ガスの放射音はデータセンターなどのHDDの性能に影響を及ぼす可能性があり、技術的に困難であった液体消火剤に対応できる独自機構をもつ静音形噴射ヘッドを開発しました。

□ 製品名称:消火システムNE-1(FK-5-1-12消火剤)に対応した静音形噴射ヘッド

□ 開発経緯:

火災が起こった際、ガス式消火設備は消火ガスを噴射ヘッドから室内に放射し消火します。消火ガスの放射音圧は130dB以上となり、データセンターなどのHDDの性能に影響を及ぼす可能性があることが既に知られています。対策として放射音抑制機能をもつ静音形噴射ヘッドが開発され採用されつつありますが、2016年9月には欧州系大手銀行で大規模なデータセンター障害が発生し世界的に報じられました。ガス式消火設備では、オゾン層を破壊しないHFCガスが長年使用されてきましたが、地球温暖化の問題から代替としてFK-5-1-12消火剤が販売されています。常温で液体のFK-5-1-12消火剤は霧状に放射してガス化する必要があり、従来の静音形噴射ヘッドの機構ではうまく霧状にならず液状で放射され、ガス化しても消火剤の濃度が偏り、消火に影響を及ぼすという課題がありました。

□ 製品概要:

壁面取付タイプでは世界初

データセンターでは空調システムの都合上、室内の天井面に取付するタイプの静音形噴射ヘッドだけでなく、床下など狭いスペースに設置する壁側取付タイプの静音形噴射ヘッドが必要とされることがあります。液状のFK-5-1-12消火剤を壁側(壁面)から直線上に且つ霧状に放射する機構と、放射音を抑制する機構を同時に実現することは技術的に極めて困難ですが、世界初の独自技術により可能なものとしました。

口径40Aサイズの天井面取付タイプでは世界初

大空間に対しては消火ガス量も多量となり、大流量に対応した効率的な大口径の噴射ヘッドが求められます。今回開発、販売する口径40Aサイズは、天井面取付タイプとしては世界初となります。

小型で高性能

放射音抑制機構をもつため、通常の噴射ヘッドより静音形噴射ヘッドは大きくなりますが、世界でも類似機能をもつ噴射ヘッドと比較して最小サイズでありながら、放射音圧を約100dBに抑える高性能をそなえます。

*自社調査に基づく

□ 補足情報:ガス式消火設備は、水による消火が不向きなデータセンター(サーバー室)などに多く採用されています。

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