ガス消火設備の選び方
どれを選ぶべき?
3つの主要システムから
最適解をご提案。
窒素·ハロン·二酸化炭素と、ガス消火設備の種類は様々。「どの用途にどの製品が最適なのか」「コストが見合っているか」「製品ごとにどんなメリットがあるか」「安全性に問題はないか」など、考慮すべき点が多くてお悩みの方に、主要な3種類のガス消火設備の違いを比較した上で、最適な製品を提案いたします。
ガス消火設備の比較
| 設備名 | 消火システムNN100不活性ガス消火設備 (窒素) |
ハロン1301消火設備ハロゲン化物消火設備 (ハロン1301) |
二酸化炭素消火設備不活性ガス消火設備 (二酸化炭素) |
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|---|---|---|---|---|
| 消火性能 | 消火剤の消炎濃度(%)※1 | 標準(33.6) | 低い(3.4) | 標準(22.0) |
| 消火効力維持時間 | 長い | 標準 | 標準 | |
| 環境性能 | オゾン破壊係数 | 0 | 10 | 0 |
| 地球温暖化指数※2 | 0 | 7200 | 1 | |
| 大気残存年数※2 | 残らない | 約72年※3 | 約120年 | |
| 人体への安全性 | 消火剤自体の安全性 | 安全 | 安全 | 危険 |
| 消火剤の放出中の視界 | 良い | 悪い | 悪い | |
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※1括弧内の数字はカップバーナー法によるn-ヘプタンに対する値
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※2IPCC第6次評価報告書の数値(二酸化炭素はIPCC第1次評価報告書の数値)
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※3ハロンリサイクルシステムで回収・設置するため地球環境保護に貢献できます。
製品特徴から見る
消火設備の主なおすすめ用途
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消火システムNN100
不活性ガス消火設備(窒素)
用途- コンピュータールーム /
- 通信機械室 /
- 電気室 /
- 美術品収蔵庫 /
- 機械式駐車場 /
- 他
安全、環境に配慮した、現在のスタンダードである消火システムNN100。主成分が空気の約8割を占める窒素のため人体への安全性がきわめて高いからこそ、重要なデータや機器を守る必要があるコンピュータールームや、かけがえのない文化財を収蔵する美術館や図書館などに最も推奨される選択肢となります 。
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ハロン1301消火設備
ハロゲン化物消火設備(ハロン1301)
用途- 通信機械室 /
- 放送室 /
- 制御室 /
- 印刷室 /
- フィルム等保管庫 /
- 危険物施設の計器室 /
- 美術品展示室 /
- 他
瞬時に火災を鎮圧する、他のガスでは代替できない卓越した消火性能。それがハロン1301が持つ最大の強みです。社会インフラを支える通信機器室や電気室、危険物製造所などで、有事の際はその真価を発揮します。
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二酸化炭素消火設備
不活性ガス消火設備(二酸化炭素)
用途- 機械式駐車場 /
- オイルセラー /
- 圧延機 /
- 危険物倉庫 /
- 塗装ライン /
- 集塵機 /
- 混打綿機 /
- 送綿ダクト /
- 他
長い歴史と実績に裏打ちされた高い消火能力と、導入しやすいコストパフォーマンス。この2つを両立しているのが二酸化炭素消火設備です。わずかな隙間にも浸透するその性能は、オイルセラーや圧延機といった構造が複雑で必要消火剤量の多い局所消火に最適です。