2018年4月24日 GIZMODOやその他のウエブサイトでガス消火剤の放射音が原因と思われるデータセンター障害事例が掲載されました。記事では次のような内容が記載されています。

フィンランドのヘルシンキにあるナスダック・ノルディック証券取引所のデータセンターが一時的に停止する障害が発生し、その原因が、ガス消火システムの誤作動によって発生したガス消火剤の放射音のようである。
また同様の障害事例が、2017年Microsoft（マイクロソフト）のAzureデータセンターで、2016年にはING銀行のデータセンターで発生している（ガス消火剤の放射音が原因と思われるシステムダウン）。

ガス消火システムが誤作動を起こした当日早朝に証券取引所で稼働しているサーバの約1/3を停止させ、ナスダックが証券取引所の取引を全面的に開始できなくなるという事態にまで発展した。取引は、同日午後3時になってようやく開始されたが、まだ完全ではなかった。関係者によると「起動したガス消火システムが引き起こす音と衝撃波が、データセンターの設備の約30％に損傷を与えた。一方で、実際に火災が発生したら全設備が失われていたのだろう」とのこと。

詳細は、以下の情報元サイト（社外リンク）をご参照ください。

（GIZMODE）フィンランドのデータセンターが一時的に停止する事態に…その原因は爆音だった（日本語）
（GIZMODE）Can a Loud Noise Really Bring Down a Data Centre?（英語）
（Helsingin Sanomat）Sammutus­järjestelmän pamaus tuhosi lähes kolmasosan pörssien palvelimista （デンマーク語のみ）

弊社ではガス放射音がHDDに及ぼす影響について情報提供して参りました。

HDDを使用するサーバや通信機器にガス消火設備を設置される／既に設置されている皆様にあっては、上記のような重大事故の発生を低減させるため、静音形噴射ヘッドのご採用を強く推奨いたします。